車での外出が増えるお盆休みの期間は毎年、バッテリー上がりなど車のトラブルが急増しています。夏場の車のトラブルに対する注意点を、長谷川記者が取材しました。

富山市赤田にあるJAF富山支部です。
先週、取材を始めると早速、救援要請の連絡が入りました。

JAF富山支部　小林寛隆班長
「これから、富山市内の石金に出動します。バッテリー上がりっていうふうに受け付けでは聞いています」

夏場の車のトラブルはとくに、お盆に多くなります。2023年のお盆期間中、JAF富山支部が対応した車のトラブルは一日あたりおよそ50件。これは普段のおよそ1.5倍です。

JAF富山支部　小林寛隆班長
「こんにちは。すいませんお待たせしました。いま準備だけスタートしますんで少しお待ちください。」

救援を要請したのは富山市の配送業の男性でした。久しぶりに動かそうとした車のエンジンがかからなくなったと言います。

JAF富山支部　小林寛隆班長
「すみません、きょうって助手席のドアって開け閉めされました？全く触ってなかったですか？」

救援を要請した人
「触ってなかった」
「そしたら半ドアなってましたね」
「え！？」
「ドアが、ここ閉まりきってなくて、ランプ点いてたんですよ」
「あ～」

お盆期間中の車のトラブルで、2023年一番多かったのが「バッテリー上がり」です。

JAF富山支部　小林寛隆班長
「その中でも原因っていうのは分かれてくるんですけども、消し忘れが原因でバッテリーが上がったっていうのは非常に多いですね。次もバッテリー上がりで出動がかかってますのでそちらの方に向かいます。今から」

この日の取材中に入った3件の救援要請は、全てバッテリー上がりによるものでした。夏場はエアコンを使うため、バッテリー上がりが起きやすくなります。また、運転しない時間が長くなることでもバッテリーが上がりやすくなるため、月に1回は点検してほしいと呼びかけています。

救援を要請した人
「冬場1回も乗ってなくてバッテリーが上がってしまったという状態だもんで。これからはそういうことのないように定期的にエンジンかけて動かすようにしたいなと思います」

さらに夏場は路面温度の上昇や長距離運転の増加などからタイヤへの負荷が増えるため、帰省や行楽に行く前の点検が重要です。

JAF富山支部広報担当　林宏二さん
「お盆期間中は帰省や旅行で車を使う機会が増えると思います。一度みなさま、この機会にぜひ点検の方、お願いしたいなと思います」