職員が入所者にけがさせるなどの行為 立山町の特養ホームに行政処分
立山町の特別養護老人ホームで、職員が入所者の頭を押さえつけてけがをさせるなどの行為があったとして、県は施設を運営する法人に対し、7月から3か月間、新規利用者の受け入れを認めないなどの行政処分を行います。
行政処分を受けるのは、立山町の社会福祉法人「立山福祉会」です。
県によりますと、この法人が運営する特別養護老人ホーム「竜ヶ浜荘」で今年2月、男性職員が入所者の女性の頭をテーブルに押し付けて額にけがをさせたとして逮捕されました。
施設から連絡を受けた県と立山町が立ち入り調査をしたところ、他にも複数の職員が、入所者に対し不適切な言葉遣いや態度で接したり、ナースコールのコードをしばって使えないようにしたりしていたことが分かりました。
県は立山福祉会に対し、新規利用者の受け入れを認めないなどの行政処分を7月1日から3か月間行います。
立山福祉会は、全職員を対象に虐待防止の研修を行ったほか、言動についてのチェックリストを作成して再発防止を図っているとしています。