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クマの餌となるドングリの実りは去年より良いが引き続き出没警戒を

2024年9月5日 21:31
クマの餌となるドングリの実りは去年より良いが引き続き出没警戒を
富山県は5日、クマの餌となるドングリの今年の実り具合を発表しました。去年などよりは良いということですが、県は、山裾の集落周辺を中心にクマの出没に警戒が必要だとしています。

県森林研究所が今年7月から行った調査では、クマの餌となる木の実の実り具合は、豊作、並作、不作、凶作の4段階のうち、奥山に生育するブナが不作、ミズナラとコナラが並作でした。

実のなり具合が今年と似ていた2007年と2009年の秋は、クマの出没が少なかったということです。

しかし、県内では今年1月から8月末までにクマの目撃や痕跡などの情報が225件あり、ブナ、ミズナラ、コナラともに不作だった去年より73件増えていることや、すでに里山などに生息しているクマも考えられるなどとして、県は、山裾の集落周辺を中心に、クマの出没に引き続き警戒が必要だとしています。

県内でのクマによる人への被害は去年が9人で、今年は6月に1人が被害にあっています。
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