富山県は9日、国の承認と異なる方法で医薬品を製造したなどとして、富山市八尾町に工場がある医薬品製造業者に業務の改善を命じました。

業務の改善を命じられたのは、東京に本社があり、富山市八尾町に工場があるアクティブファーマです。

富山県は医薬品医療機器法に違反する不適切な製造が行われた疑いがあるとして、2023年から調査を行っていました。

県によりますと、違反の内容は国の承認と異なる方法で医薬品を製造し、虚偽の製造記録を作成したことなどだということです。県はアクティブファーマに対し業務改善命令を出し、違反の原因究明と改善に加え、体制の抜本的な改革などを求めています。アクティブファーマは三谷産業と日医工が2009年に設立した会社で2021年に三谷産業が完全子会社化しました。