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富山県警倉庫から拳銃入れなど窃盗事件の裁判 元警部補に懲役2年6か月求刑

2024年9月5日 21:32
富山県警倉庫から拳銃入れなど窃盗事件の裁判 元警部補に懲役2年6か月求刑

富山県警察本部の倉庫から拳銃入れや手錠を盗んだとして逮捕・起訴された元・警部補の初公判が5日、富山地方裁判所で開かれました。被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年6か月を求刑しました。

建造物侵入と窃盗の罪に問われているのは、富山市に住む県警本部の元・警部補、宮崎伸一朗被告(44)です。

起訴状などによりますと宮崎被告は去年7月から11月の間に県警本部の倉庫に侵入し、拳銃入れと手錠を盗んだとされています。

5日に富山地裁で開かれた初公判で、宮崎被告は「間違いありません」と述べて起訴内容を認めました。

検察側は、宮崎被告が今回の起訴分以外にも、多数の警察装備品を盗んで転売することで、少なくとも およそ155万円の利益を得ていたと指摘しました。

そして、警察官という立場を悪用した犯行で言語道断だとして、懲役2年6か月を求刑しました。

一方、弁護側は、宮崎被告が装備品を買った人に返金したほか、県警を懲戒免職されるなど十分な社会的制裁を受けているとして、執行猶予付きの判決を求めました。

判決は9月24日に言い渡されます。

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