正当な理由がないのにパスポートを所持していなかったとして、警察は5日に立山町の河川敷で、自称カンボジア国籍の男3人を現行犯逮捕しました。現場にはこの男らのほかに仲間とみられる3人の男がいましたが、逃走を続けていて警察が行方を捜しています。

長谷川記者「男3人が車を乗り捨てたとみられる現場です。周りには草木が生い茂っていて、外からはかなり見えづらい場所となっています。」

警察によりますと5日午前10時ごろ、立山町の常願寺川河川敷で、あたりをパトロールしていた警察官が、黒と白のワゴン車2台が停められていて、近くで男が川に入っているのを見つけました。

現場には合わせて6人の男がいて、警察はこのうち自称カンボジア国籍の3人を、正当な理由なくパスポートを所持していなかったとしてその場で逮捕しました。

一方、残る3人は車2台を置いたまま、川を渡って富山市方面に逃げたということです。

逃走した3人は外国人風で逮捕された男らの仲間とみられ、1人目は上半身裸で裸足にハーフパンツ、２人目は柄が入った紺色の長袖に青色のハーフパンツ、3人目は柄が入った紺色の長袖を着ていたということです。

男らは現在も逃走を続けていて、警察が行方を捜しています。

警察は男らが、不法滞在者や、県内外で金属の窃盗を繰り返す広域窃盗グループのメンバーの可能性があるとみて調べています。