きのうはよく晴れましたが、今朝にかけては、大陸や東シナ海方面から大きく広がる雲が、西日本に近づいてきています。県内も上空に少し薄雲がかかり始めています。

晴れをもたらしていた高気圧は中心を東へ移して、朝鮮半島付近には前線が伸びる見込みです。県内付近では、高気圧の後ろ側で前線に向かう湿った空気の影響を次第に受けやすくなる見込みです。

県内は、初めは日が差す所がありそうですが、だんだんと灰色の雲が空を覆っていく見込みです。

夕方頃になると、九州方面中心にかかる雨雲が山口県にも一部流れ込む可能性があります。夕方から夜は、弱い気まぐれな雨にお気をつけください。お帰りの時間は、折りたたみ傘があると安心です。

日ざしは少なくても、南からの空気に包まれて、気温は高めとなるでしょう。最高気温はきのう13日（火）と同じくらいの所が多く、3～4月並みの所が多くなりそうです。今朝は冷え込みも弱いため、調節しやすい気温の時間が長くなりそうです。

日ざしは少ないですが、気温が高く、スギ花粉がやや多く飛ぶ可能性があります。花粉症の方はお気をつけください。

あす15日（木）は次第に前線の雨雲が流れ込む見込みで、雨が降りやすくなるでしょう。夕方から夜を中心に、やや雨脚が強まったり、南西の風が強まりそうです。可能性は高くありませんが、春一番の発表があるかもしれません。あさって16日（金）は、天気は回復しますが、やや冷たい空気が流れ込むため、風が冷たい体感となるでしょう。週末はよく晴れて、春本番のような陽気が続きますが、来週になると前線の影響を受けて、曇りや雨の日が多くなりそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 中原一徹)