オリンピックで金メダル・加納虹輝選手の名前を冠したフェンシング大会開催・岩国市
オリンピックの金メダリスト=フェンシング・加納虹輝選手の名前を冠した大会が、25日までの3日間、岩国市で開かれました。
フェンシング・エペの全国大会「加納虹輝杯」は、岩国工業出身の加納選手が東京オリンピック・エペ団体で金メダルを獲得したことをきっかけに、2022年に始まりました。
ことしは台湾・フィリピン・スイスの海外勢も含め、20歳未満のおよそ320人がエントリーしました。
また今回は「パラ部門」が新たに設けられ、障害などのある9人が車いすフェンシングで競いました。
(パラ部門女子優勝・松本美恵子選手(東京))
「全国でやっているところが少ないので、こういった形で岩国で開いてくださることはすごく有意義と思うし、感謝しています」
パリオリンピック・エペ個人で金メダルを獲得した加納選手は、25日のエキシビションマッチに登場。
相手は、加納選手と同じく岩国工業から早稲田大学に進んだ、中本尚志選手です。
ことしの世界ジュニア・日本代表にも選ばれた中本選手が先輩相手に果敢に攻めて出ると…
加納選手は、世界の頂点をつかんだ代名詞「フレッシュ」を披露。
試合は加納選手が勝利しました。
(加納虹輝選手)
「(五輪)個人で金メダルを獲ったからこそ見に来てくれた人もたくさんいると思う。岩国から徐々にフェンシングを広げていけたらと思うし、広がっていると思う」
大会後には、県フェンシング協会が加納選手の金メダル祝賀会を開催。
加納選手は、4年後・ロサンゼルスオリンピックでの個人・団体「W金メダル」獲得を誓っていました。