【山口天気 夕刊8/26】今週後半は台風10号接近で荒天警戒…場合により台風が県内に直撃も あす27日(火)のうちに万全の備えを
●台風10号は木~金曜にかけて九州~中四国地方を通過へ 山口県は場合により台風直撃の可能性も
●28日(水)から雨雲流入で 木~金曜は暴風や波浪中心に大雨や高潮も警報級のおそれ 台風直撃なら台風の暴風域に入るおそれも
●あす27日(火)のうちに台風対策を万全に ただし作業の際は猛暑と不安定な天気に注意を
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8月最後の週が始まりました…きょう26日は広く夏空と猛暑の一日でしたが、これから心配なのが台風10号の動きです。台風は当初の予想よりも、かなり西へ進む形に…週末の間、台風の西側で発生した上空に寒気を伴う低気圧による反時計回りの風が、台風を西に引っ張ったのが主な要因と考えられます。
そして、西に動いたぶん、一段と西日本への影響が心配な状況となってきています。28日(水)は非常に強い勢力で九州の南に進み、その後も、強い勢力を保ちながら、木曜日から金曜日は九州から中国四国地方へ進む予想で、山口県は場合により、台風直撃の可能性もあります。
県内には、28日(水)のうちから、台風を取り巻く雨雲が流れ込み始める予想で、台風が一段と迫る木曜日午後~金曜日で、暴風、波浪を中心に、大雨、高潮と台風に伴う様々な災害で警報級の状況となるおそれがあります。また、台風の動きがやや遅く、大荒れの天気が長引くおそれがある、というのも心配なところです。
このため、台風対策はできる限り、あす27日(火)のうちに進めていきましょう。県内は、木曜日午後~金曜日で台風の強風域に。台風直撃となれば暴風域に入るおそれもあります。植木鉢や自転車など暴風で飛びやすいものの片付けや固定などはしっかり行い、大雨に備えて排水溝の掃除や土のう準備、そして停電への備えや備蓄品の確認、台風での荒天時における予定の柔軟な変更など、思いつく対策は早めにできるだけ進めて下さい。
あす27日(火)…台風への備えをしっかり進めたいところですが、引き続き猛暑日となる所が続出するなど体力を消耗する暑さと、局地的に夕立タイプの雨、雷が心配な不安定な天気には気を付けて、健康第一、安全第一を心がけて、お過ごしください。
28日(水)からは徐々に台風を取り巻く雨雲が流れ込み始め、台風が一段と県内に迫ってくる木曜日の午後以降は、雨、風が一段と激しさが増していきそうです。さらに台風の動きが遅く、台風の県内への最接近は金曜日になる、とみられ、大荒れの天気が長く続くおそれもあります。
台風接近時を不安なく過ごすことができるように、台風への早め早めの備えを、しっかり進めておきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)