米軍岩国基地、繁華街パトロールと門限見直し実施へ 相次ぐ米兵事件受け
米軍岩国基地(山口県岩国市)所属の米兵らによる事件が相次いでいることを受け、米軍が市内繁華街のパトロールや門限の見直しを進めていることが21日、わかりました。
これは岩国市の福田市長が定例会見で明らかにしたもので、新たな取り組みについては18日、リチャード・ラスノック米軍岩国基地司令官から報告を受けたということです。
それによりますと、米軍は新たに、岩国市の麻里布・川下の2地区で迷彩柄の制服を着た米兵数名によるパトロールを18日から開始しました。今後の実施期間については明らかにされていません。
また「リバティー制度」と呼ばれる米兵の外出・飲酒の規制についても見直しを進めているということです。
岩国市では4日、米海兵隊兵長の男(21)が麻里布町の路上で高齢女性(76)の顔を殴り、全治2週間の打撲を負わせた疑いで逮捕・送検されるなど、去年以降、飲酒を伴う米軍関係者の事件が相次いでいます。