下松市の特産＝笠戸ひらめの廃棄を減らす取り組みです。本来、捨てられてしまうヒラメの骨や頭で出汁を取ったうどんが開発され26日、お披露目されました。

　下松市笠戸島の国民宿舎大城でお披露目された「笠戸ひらめの揚げ玉うどん」。

　笠戸ひらめの骨や頭から出汁を取っています。日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」と大城がコラボしてつくられたもので、26日、下松市の国井益雄市長が試食しました。

　さて、そのお味は…？

（国井市長）
「良い味がでてますね」「ひらめっていったら高級感がありますからね」

　そして思わず…。

（国井市長）
「全部食べても良いの？」

　捨てられてしまう海の資源を何とか活用できないかと開発された今回のうどん。

　大城によりますと、これまで提供してきたひらめは、骨など全体のおよそ6割が廃棄されてきましたがこのうどんの開発で、内臓以外を無駄なく使うことで、廃棄をおよそ2割にまで抑えることができるといいます。

（国民宿舎大城調理課 鈴木渉主任）
「ものを大事にする食材を大事にする命を大事にすることがこれからの先の日本の未来に繋がっていくのではないのかなと」

　会場では子ども達にふるさとの海に関心を持って貰おうと作られた「お魚クッキー」もお披露目されました。

　県内産のいりこが練り込まれ、レモン塩が振りかけられています。

　「笠戸ひらめの揚げ玉うどん」はレストランで、「お魚クッキー」は売店で、それぞれ10月18日から販売されます。