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【山口天気 夕刊9/10】「二百二十日」を迎えて…台風が相次いで発生へ 県内は残暑厳しい一方で天気不安定も注意

2024年9月10日 10:25
【山口天気 夕刊9/10】「二百二十日」を迎えて…台風が相次いで発生へ 県内は残暑厳しい一方で天気不安定も注意

●台風が相次いで発生のおそれ マリアナ諸島付近の熱帯低気圧は 3連休に沖縄方面へ
●県内は夏空と厳しい暑さ続く日々も 台風からの湿った空気の影響で度々天気不安定も
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9月10日(火)は「二百二十日」…立春から数えて220日目で、昔から台風の厄日とされてきた日です。実際は、この日にピンポイントで台風が来るわけではありませんが、2000年以降で9月に台風が日本に上陸した日の履歴を見ると、二百二十日の前後は度々台風が上陸しており、台風のハイシーズンであることは分かります。

そんな中、また気になる台風の兆しが現れました。沖縄付近で不安定な天気をもたらし続けている熱帯低気圧が、今後、台風に発達する見通しに。また、日本のはるか南東海上、マリアナ諸島付近でも、台風に発達見通しの熱帯低気圧が発生しました。

特に、この日本の南東海上からの熱帯低気圧は、今後、北西方向に進みながら、今週末からの3連休に沖縄方面中心に大きな影響を及ぼす可能性があります。急激な発達の雰囲気まではないものの、連休中は南西諸島中心に交通の影響などが大きく広がる心配があります。3連休中に旅行などを予定されている方は、特に台風の今後の動向など、十分ご注意下さい。

県内付近は、まだ当面は夏の高気圧の勢力が強く、台風の直接の影響の可能性は高くはない、とみられますが、台風由来の南からの湿った空気が流れ込んできやすくなります。これにより、夏空と厳しい暑さの日々の中で、度々夕立タイプの急な雨・雷も要注意の日々が続く見通しです。

あす11日(水)の県内は、湿った空気が流れ込みやすく、不安定な空模様に。曇ったり晴れたりの天気ですが、特に午前を中心に、急な大粒の雨、場合により雷などにも、十分注意が必要です。
また、最低気温が25度を下回らない熱帯夜の所が多く、日中の気温は35度に届く猛暑日の所はない予想ですが、猛暑日に迫る気温の所はあり、空気に湿気が多いぶん、熱中症の危険は高い蒸し暑さが続きそうです。

今週後半~今週末からの3連休にかけては、しばらく晴れたり曇ったり。再び猛暑日も続出するなど、まだまだ体力を奪う暑さが続く一方、時々入道雲が発達しての夕立にも注意が必要な日々となりそうです。
まだまだ止まらない異例の厳しい残暑に対して、日々、疲れをためていかないように、体調管理には特に気を付けながら、お過ごしください。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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