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【山口県】総事業費60億円・工期約10年… 去年6月の豪雨災害で被災した厚狭川の抜本改修事業の内容は

2024年12月9日 19:28
【山口県】総事業費60億円・工期約10年… 去年6月の豪雨災害で被災した厚狭川の抜本改修事業の内容は

去年(2023年)6月の豪雨で被災した美祢市の厚狭川について、山口県は抜本的な改修の事業内容を示しました。

浸水被害が大きかった区間の改修に早期に着手し、おおむね10年で完成を目指すとしています。

美祢市を流れる厚狭川は2010年に続き2023年、梅雨時期の大雨で氾濫しおよそ80棟の民家が浸水するなど大きな被害が出ました。

また、厚狭川沿いを走るJR美祢線は全線運休したままで、路線の復旧・存続方法について議論が続いています。

抜本改修の事業内容は9日に開かれた県議会の土木建築委員会で示されたもので、JR美祢線の南大嶺駅周辺から山陽小野田市との境までの12キロで行われます。

民家の浸水被害が大きかった地域を中心に、河川の抜本的改修が行われます。

河川の拡幅や川底の掘削のほか新たな堤防を作る計画で、通常であれば工期が20年かかるところ、4ブロックに分け、極力、同時並行で進めることでおおむね10年で完成を目指すとしています。

今回の総事業費は60億円にのぼります。

山口県は2024年1月から地元説明会を開き、新年度に入って用地買収し、工事に着手する方針です。

最終更新日:2024年12月9日 19:28
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