【速報】初優勝ならず デフサッカーW杯 決勝でウクライナに敗れるも準優勝の快挙
【第4回ろう者サッカー世界選手権大会 決勝:日本1-2ウクライナ】
9月23日にマレーシアで開幕した第4回ろう者サッカー世界選手権大会。
初優勝を目指す男子日本代表はきょう決勝でウクライナと対戦しました。(1回戦:2-0トルコ準々決勝:1-0フランス準決勝:4-1エジプト)
下関市のサッカークラブFCバレイン下関に所属する湯野琉世選手は2ボランチの一角。
西大輔選手は右サイドハーフで先発出場しました。
日本はいきなりチャンスを作ります。
前半1分、ピッチ中央の10番・岡田拓也選手がゴール前の14番・林滉大選手へ浮き球のラストパス。
左足のシュートは相手キーパーの好セーブに阻まれ、先制点とはなりません。
さらに前半14分。
湯野琉世選手がクロスを入れるとこぼれ球に10番・岡田選手が反応しボレーシュートを放ちますが、これも相手キーパーのセーブに阻まれます。
ディフェンスラインから細かくパスをつなぐ日本に対しスピードやフィジカルの強さを生かして縦に早いサッカーを展開するウクライナ。
試合が動いたのは前半43分でした。
日本は自陣左サイドでウクライナにフリーキックを与えると鋭いクロスに頭で合わせられ、1点ビハインドで試合を折り返します。
エンドが変わった後半7分。日本は9番・名村昌矩選手とのパス交換から抜け出した14番・林選手がシュート。
一方、後半25分には自陣左サイドを破られウクライナに決定機を作られますが、キーパーの松元卓巳選手のビッグセーブで追加点を許しません。
なんとか同点ゴールがほしい日本でしたが後半37分でした。
ウクライナはスローインからヘディングでそらしたボールがゴール前に抜け出した選手につながり、リードを2点に広げられます。
反撃に出たい日本は後半43分でした。
左サイドからドリブルで中に切れ込んだ10番・岡田拓也選手のシュートがゴール右に決まり、1点差に詰め寄ります。
最後まで諦めない姿勢を見せた日本でしたが試合はそのまま1対2で終了。
優勝こそ逃しましたが大会を通して世界の強豪と対等に戦いW杯で初の準優勝に輝きました。
日本代表は2025年に東京で開かれる聴覚障害がある人のオリンピック「デフリンピック」での金メダル獲得を目指します。
※日本の今大会の試合結果■予選E組■
・日本8-0カメルーン・日本0-1イラン・日本0-1フランス
■決勝トーナメント■
1回戦 日本2-0トルコ 準々決勝 日本1-0フランス 準決勝 日本4-1エジプト 決勝 日本1-2ウクライナ