これまでに流れ込んだ強い寒気と、放射冷却によって、今朝は冷え込みが一段と強まりました。広く今シーズン一番の冷え込みで、市街地でも霜が降りるほどの気温となっています。山間部ではこのあと０度を下回り、今シーズン初めて冬日となる可能性があり、昨日降った雨が路面で部分的に凍結する可能性がありますので、朝の時間の峠道の車の運転などは十分にお気を付けください。

北日本や東日本では、寒気による筋状の雲が日本海に並んでいますが、県内付近では雲の隙間が多くなっていて、風が落ち着いたため、今朝にかけて冷え込みが強まりました。

冬型の気圧配置が弱まり、等圧線の間隔は広がる予想です。きのう13日（月）より寒さは少し和らぎますが、夜は高気圧と高気圧の間の弱い気圧の谷の影響を受ける見込みです。

県内は日中は安定した天気で、日ざしが届く所が多いでしょう。風も落ち着く予想です。ただし、夕方頃からは少しずつ雲が増えて、夜遅い時間は、日本海側や山間部ほどにわか雨の可能性があります。洗濯物の取り込み忘れなどはお気を付けください。

きょう日中の最高気温は、15～16度くらい。美祢と徳佐は14度の予想です。今朝は冷え込みが強まっていますが、きのう13日（月）よりも昼間の気温が高く、少しだけ寒さは和らぎそうです。冬物の服装を準備していれば、しのぎやすい体感となりそうです。

あす15日（水）はおおむね晴れて、昼間の気温はきょう14日（火）よりも高くなりそうです。あさって16日（木）は天気が下り坂で、夜から17日（金）にかけてまとまった雨となるでしょう。この雨によって、上空には再び強い寒気が流れ込む見込みで、17日（金）の最高気温は14度予想。また初冬の寒さとなるタイミングがありそうです。寒さが少しずつ緩んだかと思えば、一気に冷えそうですので、風邪を引かないよう体調管理にお気を付けください。

（KRY山口放送 気象予報士 中原一徹）