「機材の不具合の可能性も」全オスプレイの飛行停止 地元自治体は「適切な措置」
岩国基地を離陸したオスプレイが鹿児島県沖で墜落した事故を受け、アメリカ軍は6日、全てのオスプレイを飛行停止とする措置を発表しました。アメリカ軍は、墜落の原因は「機材の不具合の可能性がある」としています。
岩国基地を離陸したアメリカ空軍のオスプレイが鹿児島県沖で墜落し乗組員8人全員が死亡した事故についてアメリカ空軍は6日、「根本的な墜落原因は現時点で不明だが、予備調査の結果、機材の不具合の可能性がある」とし、「軍人の安全を確保するための更なるリスク軽減策」としてオスプレイを飛行停止とすると発表しました。
これを受けアメリカ海軍・海兵隊も同じ対応をとっていてアメリカ軍の全てのオスプレイが飛行停止となりました。
岩国基地には6日海兵隊のオスプレイ4機が飛来したほか、墜落した機体と同じ「空軍」のオスプレイ2機が駐機していることも明らかになっています。
(岩国市 福田市長)
「機体そのものの欠陥があったとは報告が上がってないが、予防的措置としての今回の運用停止だと感じている。いろいろな声がある中でそういった措置をしたことは適切と思う」