田布施町議会3月定例会がきょう（10日）、開会しました。

今回の定例会には上関町で立地可能性調査が進められている使用済み核燃料の中間貯蔵施設に関する2つの決議案が上程されます。

きょう開会した田布施町議会3月定例会には中間貯蔵施設の建設に反対する決議案と中国電力や国に対して施設の意義などの説明を求める決議案が議員から提出されています。

このうち施設の建設に反対する決議案ではもし事故が起きれば田布施町を含む周辺市町などの安心安全が脅かされるなどとし、『上関町での「中間貯蔵施設」の建設に反対する』としています。

また、もう一つの決議案は中間貯蔵施設に関する説明が不足していることが周辺市町の住民の不信感や不安につながっているとし、施設の意義や必要性、安全性について中国電力や国に説明を求めるとしています。

田布施町議会の定数は12人で決議案の採決は議長を除く11人で行われます。

2つの決議案はそれぞれ、提出者と賛成者があわせて「6人」と過半数を超えているため可決される見通しです。

決議案は議会最終日の21日に採決が行われます。