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【山口天気 夕刊8/21】亜熱帯の空気流入で二十四節気「処暑」でも猛暑止まらず 新たな台風発生へ…来週初めは動向注意

2024年8月21日 19:15
【山口天気 夕刊8/21】亜熱帯の空気流入で二十四節気「処暑」でも猛暑止まらず 新たな台風発生へ…来週初めは動向注意

●南から北へ亜熱帯の空気が流入しやすい状況 二十四節気「処暑」のあす22日(木)も猛暑止まらず
●湿った空気が充満する中で 晴れたり曇ったりですが局地的には夕立も注意
●日本のはるか南の熱帯低気圧が 台風に発達の見通し 来週初めは本州に接近のおそれ
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8月も下旬に入りましたが、猛烈な暑さは止まりません。きょう21日(水)は広瀬や山口市内で、人間の平熱の体温超えの最高気温37度台。また、萩や油谷で今年一番の暑さを、この時期にして観測しました。

猛暑が再びグレードアップしてきているのは、南から暖かな空気が流れ込む状況となっているからです。東シナ海を北上した台風9号は昨夜、熱帯低気圧に衰弱しつつも朝鮮半島付近へと進み、また、沖縄近海にも小さな熱帯低気圧があり、南から北へ亜熱帯の空気が送り込まれやすい流れとなっています。

あす22日(木)にかけても、南から北へ、という空気の流れが続き、体温超えの非常に厳しい蒸し暑さが続く所が多くなりそうです。また、湿った空気が充満する中、局地的には夕立タイプの急な雷雨も注意が必要、と見込んでいます。

あす22日(木)は二十四節気の処暑…暦の上では厳しい暑さもおさまってくる頃ですが、実際には、まだ猛暑は止まらず、朝から気温は26~27度くらい、最高気温36~37度となる所もあるでしょう。熱中症警戒アラートも発表されています。長引く危険な暑さに対して、無理せず健康第一の生活を引き続き、お願いします。空模様は、晴れたり曇ったり、局地的には急な雷雨も心配な、不安定な空模様に、ご注意下さい。

また、日本のはるか南のマリアナ諸島、サイパン、グアム付近で台風に発達する見込みの熱帯低気圧が発生しました。

これが、今後、北寄りに進んで来週初め頃に日本列島の陸地に近づくおそれがあります。まだ日本列島のどこに進むのかは、九州から関東にかけてかなり予測の幅が大きいですが、場合によって県内に大きな影響も心配となる可能性もありますので、今後の最新情報に注意しつつ台風対策を整えるなどの準備も、出来る所から進めておきましょう。

県内は、金曜日も、夏空と猛暑日続出、所により夕立…という天気。しかし週末から、気圧の谷や湿った空気の影響で、曇りや雨のスッキリしない天気となり、来週にかけては熱帯低気圧~台風の動きによっては、より雨風が心配な状況にもなるかもしれません。来週は猛暑は少しトーンダウンも、まだまだ蒸し暑い日々は続くでしょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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