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積雪エリア拡大中…交通状況など十分注意を! きょう22日(金)午後は寒波の峠越えるが 路面や水道管凍結要注意の極寒続く【山口天気 朝刊12/22】

2023年12月22日 6:51
積雪エリア拡大中…交通状況など十分注意を! きょう22日(金)午後は寒波の峠越えるが 路面や水道管凍結要注意の極寒続く【山口天気 朝刊12/22】

このたびの強烈寒波の、一番のヤマ場を迎えています。
山口県内には北西の季節風に乗って雪雲が次々に流れ込んでいて、特に山間部ではやや発達した雪雲が流れ込み続けているほか、山口市内や、県西部・下関や宇部方面の瀬戸内側の市街地にも、雪雲が次々に流れ込んでいます。

山間部ほど、いっそう雪深くなった所もある、とみられ、午前6時時点で、徳佐は12センチ、山口市中心部も1センチの積雪を観測しました。
さらに県西部の瀬戸内側方面など、沿岸近くまで積雪のエリアが広がりつつあります。
このあとも積雪や路面凍結のエリアが拡大していく心配があります。普段から車の往来が多い所などの交通への乱れなども考えて、外出の計画は、より慎重な判断や最新情報の収集など心がけて頂きたいと思います。

この雪や厳しい寒さをもたらしている、等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置は、今夜にかけて若干緩んでいき、上空の強い寒気も、きょう午後はピークを越える見込みです。

今、降っている雪は、きょう22日(金)の午前がピークで、午後になると次第に降り方は弱まっていく見通しです。
ただし厳しい寒さは続くため、積もった雪はすぐには解けず、広く路面凍結が心配な状況は週末にかけて長引きそうです。

きょう22日(金)の予報です。
このあと昼前頃まで急な積雪エリアの拡大やさらなる積雪の増加などに十分気をつけて、外出の際は安全第一の心がけをお願いします。
県東部では晴れ間が多いものの、時折、強い風に運ばれる雪が舞う時間もあり、身を切るような冷たい風も吹き抜けそうです。
強い風とともに海上は高波が続くため、船舶など十分ご注意下さい。
午後になると、次第に降る雪は落ちついてくる見込みですが、夕方前まで山間部では積雪が増えるような雪の降り方が続くおそれがあります。

そして、引き続き昼間でも冷蔵庫の中のような凍える寒さ…徳佐は昼間でも気温が氷点下で「真冬日」となりそうです。
地面に積もった雪は、なかなか解けず、車が通った後などの道路は凍結が続くおそれがあります。

週末は、寒波は過ぎていくものの、まだ寒さは厳しく、積もった雪はすぐには消えず、路面や水道管凍結にも要注意の厳しい冷え込みが続きそうです。
土曜日は、午後ほどまずまず晴れ間の出る天気。日曜日は、気圧の谷の通過で雲が増え、夕方頃からにわか雨の時間もありそうですが、週末を乗り越えると、来週は日中の気温は2桁、と暖かさが戻るでしょう。

強烈寒波のピークを過ぎても、寒波の余韻が、まだ週末までは続きます。
積もった雪の状況、路面や水道管凍結には十分注意し、穏やかな気持ちでクリスマスをお迎えください。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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