山口県と台湾との今後の関係は? 村岡知事「人や経済的な交流をどんどん活発化させていきたい、これが山口県にとって大きなプラスになる」
県と台湾の関係をめぐり、中国の総領事が「言動を慎むべき」などとけん制したことについて。
村岡知事は、日中両政府の合意の範囲内で今後も台湾との関係を強化していく考えを示しました。
(村岡知事)
「(日中)両政府で掲げられているのは、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であると承認することが確認されている。そういった枠組みを超えることに対してすごく神経質になっているのだろう」
先週14日、福岡に駐在する中国の総領事が村岡知事を表敬訪問した際、「台湾とは民間・地方レベルの交流だけを保ち、言動を慎むべき」などと発言。
知事が先月(2月)、台湾で頼清徳総統と会談したことを念頭に置いたものとみられ、県には東京の中国大使館から台湾について「慎重な対応」を求める趣旨の書簡も届いています。
1998年の日中共同宣言では「日本は台湾と民間及び地域的な往来を維持する」とされていて、きょう(21日)の会見でも村岡知事は改めて今後も台湾との関係を強化していく考えを示しました。
(村岡知事)
「人や経済的な交流をどんどん活発化させていきたいと思っている、これが山口県にとって大きなプラスになってくると思うので。(日中合意)枠内で最大限、交流についてはこれからも取り組んでいきたい」