「わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん」 中村女子高で戴帽式
看護の道を志す生徒たちにとってひとつの節目です。
山口市の中村女子高校できょう(20日)、看護科の生徒がナースキャップを授かる“戴帽式”が行われました。
中村女子高校看護科の2年生38人ひとりひとりにナースキャップが授けられていきます。
戴帽式は看護科の2年生を対象に行われるもので、基礎的な看護の勉強を終え、来年1月から病院実習を控える彼女たちにとってひとつの節目となります。
ナースキャップをかぶった後、手に持ったロウソクに火を灯した生徒たち。
(誓いの言葉)
「われは心より、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん」
38人全員で誓いの言葉を述べ、看護の道への思いを新たにしていました。
(看護科2年生)
「看護師になろうという思いがまた高まりました」
いつ看護師になろうと思った?
「肺炎で入院したときになろうと思いました」
「(病院実習で)看護師さんに怒られないようにがんばります」
今回、戴帽式に臨んだ2年生の中には周防大島町や、下関市の中学校を卒業し、寮生活を送りながら日々、看護の勉強に励んでいる生徒もいます。
月に数回程度しか会うことができない両親にも成長した姿を見せることができた生徒もいました。
病院実習は来年1月から10月までの間に40日程度、行われるということです。