きょう23日(木)は、九州の南に横たわる梅雨前線の雲が、午前中は県内にも広がっていましたが、前線の南下とともに昼頃から日本海側中心に雲が薄れていきました。

このあと、さらに前線は南下していくとともに、朝鮮半島や大陸方面に広がる、高気圧の晴天エリアに県内はしっかり入ってきて、あす24日(金)の県内は日ざしタップリの一日になる見込みです。そして強い日ざしにより、気温もハイペースで上昇し、厳しい暑さにもなってきそうです。

最高気温は、広瀬は31度の予想のほか、山口市内も真夏日をうかがう暑さとなる見込みです。農作業など屋外作業では特に、熱中症対策はしっかり心がけましょう。夜は一部、雲が増える所もありますが、天気の崩れはない見込みです。

今年最初の台風発生か…来週初めの雨に影響の心配も

熱帯低気圧情報

梅雨前線の、さらに南の海上で熱帯低気圧が発生し、今後台風へ発達する見込み、との気象庁の発表がありました。台風に発達すれば、今年最初の台風にもなります。

そして、今年最初にして、今後、発達しながら来週初め頃、南西諸島に接近のおそれもあり、まだ進路予想に幅があるものの、動向には注目しておきたいところです。
また、この熱帯低気圧が北上していくにつれて、日本列島には雨雲の材料…湿った空気がたくさん送り込まれやすくなります。

県内は来週初めに前線、低気圧の通過により、天気が大きく崩れそうですが、ここに台風由来の湿った空気の流れ込みも加わることで、雨が一時激しく降る心配もあります。その点でも、今後の台風の動向にしっかり注目したいところです。

今週末は、土曜日もよく晴れて、昼間は気温30度の真夏日をうかがう暑さとなる所があるでしょう。日曜日も初めは晴れますが、夕方から徐々に雲が増え、天気は下り坂へ…来週初め、月～火曜日は前線や低気圧の通過で雨が降りやすく、南の海から北上する熱帯低気圧の動向次第で、一時激しい雨となる心配もあります。

その後も来週は、スカッと晴れる日は少なめとなります。目先の晴天のうちに、雨の季節に向けた準備を着々と進めていきましょう。

（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）