収穫に感謝し来年の豊作を祈る山口・防府市の奇祭…笑い講
今年の収穫に感謝し、来年の豊作を祈る奇祭「笑い講」が防府市で行われました。
(笑い声)
防府市大道・小俣地区の「笑い講」は、農家の人たちが1年に1度集まり、笑い声を上げる神事として、およそ820年前の鎌倉時代から続いているとされています。
この祭りは、2人1組で、榊を手に持ち3回笑うのが習わしです。
1回目は今年の収穫を喜び、2回目は来年の豊作を祈り、3回目は、今年の苦しみや、悲しみを忘れるため、精一杯、笑います。
(ことし初参加の高校生・田中怜真さん)
「笑い始めたら一気に緊張がとれて楽しく笑うことができました。来年も参加すると思うので、次はもっといい笑いが出来るようにしたいと思います」
最後に全員でこの日一番の笑い声を上げて、ことしの「笑い講」を締めくくりました。