山口県では過去3番目の被害額…うその電話で7050万円の詐欺被害・下松の80代女性
情報漏洩トラブルの解決を名目とするうその電話で、下松市の80代の女性が7050万円をだまし取られる詐欺被害にあいました。
山口県警が統計を取り始めた2003年以来、被害額は過去3番目の大きさとなります。
被害にあったのは、下松市の80代の女性です。
去年5月、防犯協会のオオタニを名乗る男から電話があり、「犯行グループを逮捕したところ、あなたの個人情報が漏れている」と言われました。
その後、別の男からの電話で、女性のお客様番号として5桁の数字を教えられました。
その後、NPO法人のサナダと名乗る男から電話があり、「女性のお客様番号を教えてほしい」と言われ、女性はサナダと名乗る男に伝えました。
その後、東京の監督官庁のイチカワを名乗る男などから電話があり、
「あなたのお客様番号を使ったことでサナダが逮捕された」、
「自分のお客様番号を人に伝えるのも犯罪になるので、あなたも逮捕される」、
「民事とするならお金を払わないといけない」、
「お金は3か月後に返ってくる」などと言われ、
女性は去年6月から9月までの間に7回にわたって、合計7050万円を女性の家に来た人物に手渡したりするなどして、だまし取られたということです。
警察は、情報漏洩などトラブル解決のために現金を要求するのは詐欺の手口として、注意を呼びかけています。