「慌てず、誰ひとり残さずに避難を」周南市で南海トラフ巨大地震について学び・備えてもらおうと講演会
東日本大震災からあすで14年です。
周南市ではきょう(10日)、南海トラフ巨大地震について学び・備えてもらおうと講演会が開かれました。
講演会は県内の防災力を高めようとコープやまぐちと日本赤十字社山口県支部が県内各地で開いているものです。
きょうは、災害や防災を専門とする山口大学の三浦房紀名誉教授が、近い将来に発生するとされる南海トラフ巨大地震について説明しました。
三浦名誉教授によりますと、南海トラフ巨大地震が発生した際、周南地域には最短で緊急地震速報からおよそ30秒から40秒後に揺れが、また、津波はおよそ2時間後に到達するといいます。
(三浦房紀 山口大名誉教授)
「周南地域 山口県は(津波が到達するまで)2時間くらいありますので、慌てずに足の不自由な人も赤ちゃんも外国人も誰ひとり残さずに車も使って避難しましょう。」
講演会では家庭でできる家具の安全対策や効果的な食品の備蓄方法についても説明されました。
コープやまぐちと日本赤十字社山口県支部では来月15日、周南市で避難所での生活を疑似体験できるイベントも計画しています。