トクヤマ中間連結決算は6期ぶり増益
周南市の総合化学メーカートクヤマの中間期の連結決算は、6期ぶりの増益となりました。
トクヤマの中間連結決算は半導体関連製品の販売が堅調だったもののグループ会社の1つが去年7月に他企業の傘下となったため連結から外れ売上高は、前の年と比べ5億円減の1655億円となりました。
一方で、燃料である石炭の価格が下がったことで製造コストが改善され本業のもうけを示す営業利益は53億円増の139億円となりました。
半導体市場の低迷については本格的な回復が来年度になる見通しということですが関連製品については既に回復傾向にあるといいます。
(トクヤマ徳山製造所 奥野康所長)
「弊社の先端の材料・薬品についてはかなり回復が来ているロジック半導体や(半導体)メモリが弊社の強みの1つでもあるのでそれに連動した形で回復が世の中の全体感よりは早い」
トクヤマでは、今年4月に出した通期業績予想の売上高を3520億円営業利益を330億円と据え置いています。