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【山口天気 夕刊7/15】積算雨量かさみ地盤が緩みやすい中 あす16日(火)も一時激しい雨…土砂災害の危険度高まりやすい状態続く

2024年7月15日 19:14
【山口天気 夕刊7/15】積算雨量かさみ地盤が緩みやすい中 あす16日(火)も一時激しい雨…土砂災害の危険度高まりやすい状態続く

●山口県は先週の降り始めからの積算雨量が300ミリに迫る所も
●あす16日(火)夜明け前から日中にかけて再び雨が降りやすく一時激しい雨も
●地盤が緩みやすく土砂災害の危険度上昇に特に注意・警戒
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きのう14日(日)は長崎県で線状降水帯の発生もあるなど、西日本は特に九州を中心に、かなりの大雨となった所がありました。

そして県内も先週の降り始めから多くの所で200ミリ以上、一部で300ミリに迫るなど、平年の7月ひと月分に近い雨が、この1週間足らずの間に積み重なってきています。

きょう15日(月)の県内は、日中は一時激しい雨の所がありましたが、夕方になり雨は小康状態となってきています。しかし、あす16日(火)は再び夜明け前から雨雲が流入しやすくなり、日中にかけて度々雨が降りやすく、一時激しく降る心配もあります。

少しの雨でも地盤が緩んで、土砂災害の危険度が高まりやすい状況です。雨の降り方次第では、大雨警報発表の可能性もあるため、今後の情報など十分注意し、大雨への緊張感を引き続き高めてお過ごし頂きたいと思います。

特に、長期間の雨による地盤の緩みによる、周囲の変化には十分気を付けていきましょう。
山崩れやがけ崩れの起こる直前は山の斜面がひび割れたり、濁り水が噴き出したり、また、土石流では川に木の枝が流れるなどの現象が現れることが知られています。
ただ、これらは災害の「前兆」として知られていることが多いのですが、実際には、すでに災害が起こり始めて、危険が目の前に迫っているサイン。少しでも異変を感じたらすぐに、その場を離れる、という心得で、お過ごし下さい。

あす16日(火)は夜明け前から夕方にかけて降ったり止んだりが続いて、一時激しい降り方になって、地盤の緩み、河川増水や用水路などの氾濫も心配な状況になる可能性があります。雨の様子、周りの様子など、十分気を付けて、お過ごしください。ぐずつく天気により、最高気温は27~28度くらいに止まる所が多いでしょう。

今週後半は徐々に真夏の青空が広がる時間が増えていきそうですが、まだ当面は湿った空気も充満したままで、急な夕立などの不安定な天気には注意が必要、と見込んでいます。
しかし、天気がしっかり回復したタイミングで、そろそろ「梅雨明け」発表もありそうな雰囲気です。
そして週末には最高気温35度以上の猛暑日もあるなど、今後は猛烈な暑さとの戦いとなっていきそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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