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週末は一気に「冷蔵庫並み」の寒さで山間部ほど積雪も! 寒波襲来時に確認したい情報「今後の雪」とは?【山口天気 夕刊12/15】

2023年12月15日 18:45
週末は一気に「冷蔵庫並み」の寒さで山間部ほど積雪も! 寒波襲来時に確認したい情報「今後の雪」とは?【山口天気 夕刊12/15】

きょうは暖かい南風流入で、多くの所で最高気温20度超と、師走と思えぬ、生ぬるい空気に包まれました。安下庄では12月の観測史上最高気温、という記録にもなっています。

一方、夕方からは日本海からの前線の南下に伴い、次第に本降りの雨が降り出した所があります。この前線の雨雲が、あす16日(土)の午前中にかけて西日本を通過したあと、等圧線が縦縞模様の冬型の気圧配置が一気に強まり、17日(日)にかけて平地で雪となる目安の強い寒気が一気に流れ込んで、急速に真冬の空気に入れ替わってきます。

山口市内を例に、今後の天気や気温の見通しを見ていくと、土曜日昼頃にかけて、ぐずつく天気が落ち着いてくる頃から、冷たい西寄りの風が強まり、急激に空気は冷たくなってきます。
日曜日は昼間でも気温が5度にも届かない、冷蔵庫並みの凍える寒さが続きそうです。

また、市街地でも度々雪が舞い、徳佐方面など山間部ほど、よりシッカリ雪雲が流れ込んで、数センチから10センチ程度、雪が積もる所もありそうです。

急激な気温変化で体調を崩さないよう、健康管理に、いっそう注意するとともに、雪や路面凍結の状況に気をつけて、車の運転は安全第一の意識を高めていきましょう。

ところで、寒波襲来時、車での移動などで雪の様子を詳しく把握するために、ぜひチェックして頂きたいのが、気象庁ホームページの「今後の雪」です。
雪の降り方や積雪の様子を、アメダスの積雪計の観測のほか気温や気象レーダーのデータから解析して地図上に面的に表した分布情報で、1時間ごとに最新情報に更新され、道路地図や鉄道路線図も重ね合わせることができるため、外出の予定変更や迂回ルートの検討などにも役立ちます。
検索サイトで「今後の雪」というキーワードを入力、検索して情報をご覧下さい。

改めて週末の各地の予報です。
今夜の降ったり止んだりのぐずつく天気が、あす16日(土)昼頃にかけて続きそうです。午後は段々風の冷たさが増すとともに、気温が急激に下がり、寒さが厳しくなっていくとともに、夜には山間部、徳佐では雪が降り始める、とみられます。

17日(日)は本格寒波襲来。徳佐など雪だるまマークが付く山間部では雪が積もり、市街地でも山口市内などは度々雪が舞い、生け垣や畑などが、若干白くなる所もあるかもしれません。最高気温でも5度以下にとどまる、冷蔵庫の中のような寒さとなります。

◆KRY独自予報では、「雪の結晶」マークは降雪ありでも積もる可能性は低め、「雪だるま」マークでは積雪の可能性高め、という意味でマークを使い分けて、細かく雪の見解をお伝えしています。

週明けはいったん冬型気圧配置は緩みますが、来週水曜日の後半から木曜日にかけて、日曜日以上の強烈な寒波の襲来で、今度は市街地でも積雪、路面凍結のエリアが広がるおそれがあります。
来週は、さらに強烈な寒波により、交通への影響も大きく広がることも想定し、予定の柔軟な変更の検討を進めておくとともに、凍える寒さも続くため、水道管凍結への注意などもシッカリお願いします。

クリスマスを迎える頃には、冬将軍は北に退いていきそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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