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被災地の女子児童が侍ジャパンの始球式に 未来への思い込める一球

2024年3月5日 19:00
被災地の女子児童が侍ジャパンの始球式に 未来への思い込める一球
6日に行われる侍ジャパンの試合で能登半島地震で被災した小学生の女の子2人が始球式に臨みます。
2人には、大舞台での一球に込める思いがありました。

投手・徳野由子さん:
「うれしかったし、みんなに元気を与えたいと思って喜びました」

石川県輪島市の河井小学校6年、徳野由子さんです。
6日に大阪市で行われる侍ジャパンの強化試合の始球式でのピッチャーに選ばれました。
徳野さんは、小学生の女子軟式野球で去年、全国ベスト8に輝いた石川県の選抜チーム「輝プリンセス」でピッチャーとして活躍しました。

「いろんな人が見ているから緊張はするけれど頑張って投げたいです」

この大舞台に徳野さんを誘ったのは、「輝プリンセス」のチームメイトで石川県七尾市の山王小学校6年の扇瑠花さんです。
扇さんは、外野手ですが、始球式に出るため徳野さんと初めてバッテリーを組みます。

扇瑠花さん:
「びっくりしすぎて本当に信じられなくて夢みたいだった」

元日の地震で被災した2人には、強い思いがあります。
「お世話になった人への感謝の気持ちも込めてみんなの代表と しても自信をもって出たい」
「みんなに元気を届けられるように頑張ってやりたい」

車中泊や避難所で過ごした徳野さんも思いは同じです。

「地元のみんなに元気を与えたいし自衛隊の皆様や支援してくれるみんなに感謝の気持ちをこめて全力で投げたいと思います」

感謝、そして、元気という言葉を繰り返した2人。ふるさと能登の復旧と復興、そして、未来への思いをその一球に込めます。
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