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輪島市の大規模火災 延焼スピードは阪神淡路大震災と同程度か

2024年1月16日 15:12
輪島市の大規模火災 延焼スピードは阪神淡路大震災と同程度か
輪島市の朝市周辺の大規模火災について、国土交通省・国土技術政策総合研究所は、現地調査の結果、延焼の速さが阪神淡路大震災の市街地火災と同程度の、時速20メートルから40メートルだったとの推測を発表しました。

1日の能登半島地震を受けて、国総研は4日に現地調査を実施しました。その結果、速報値として焼失面積は約5万800平方メートル、焼失した建物は約300棟に及んでいることが分かりました。このうち焼失面積は、国土地理院が衛星写真で分析した約4万8000平方メートルから拡大していて、東京ドーム1個分の面積より広くなっています。

火の粉の消し炭の多くが現場の北側から発見されているため、火災発生時、現場では緩やかな南寄りの風が吹いていたとみられています。

また、延焼の速さは、今回と同様に地震時に火災が発生した阪神淡路大震災と同程度だったと推測しています。国総研は大規模な火災に発展した原因の分析を含めて、今後も調査を続けていくとしています。
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