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輪島市内の中学生258人が集団避難 久しぶりの再会に笑顔も…家族との別れに涙 

2024年1月17日 12:18
輪島市内の中学生258人が集団避難 久しぶりの再会に笑顔も…家族との別れに涙 
能登半島地震の発生から17日目。輪島市ではきょうから、市内の多くの中学生の集団避難が始まりました。
また、大規模な火災が発生した朝市通りでは、3日ぶりに安否がわからなくなっている方の捜索が行われています。
中継です。金井さん。

【中継】
NNN取材団・金井 穂波記者「大規模な火災が発生した輪島市の現場です。発生から2週間が過ぎた今も、片付けなどは進んでおらず燃えた跡がそのまま残っています」

【17日の朝市捜索の様子】
「輪島朝市の一斉捜索は天候の回復にともなって3日ぶりに行われ、石川県警や消防により300人以上の態勢で
17日午前9時ごろから始まりました」

「能登半島地震では現在までに災害関連死を含む232人の死亡が確認されており、輪島市では安否不明者17人がいまだに見つかっていません」

【集団避難の様子・道の駅輪島】
「一方、輪島市では市内の中学生401人のうち本人が希望し、家族が同意した258人の集団避難が開始されました」

避難する中学生の父親「あまり行きたくないと言ったんですけど、勉強を途切れさせたくなかったので、家族で話し合って決めました」
子ども「輪島を離れたくなかった。さみしいから」

「中学生は保護者の元を離れ、およそ100キロ離れた石川県南部の白山市(はくさんし)の施設に移動し、きょうから2か月程度、住み込みで生活しながら授業を受けることになります」

「また、石川県では、今後も被害が大きい珠洲市(すずし)や能登町(のとちょう)でも中学生の集団避難が進められる予定です」

【中継】
金井記者「私も集団避難に行く中学生を取材しましたが、さみしさや不安がありながらも、避難先で久しぶりに友達に会えると嬉しそうにしている姿も見られました」

「一時的に家族が離れるという判断をした被災者の方々。震災から2週間以上が経過しても通常の生活が戻る見通しはたっていません。以上、石川県輪島市から中継でした」

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