「モノづくりの楽しさ知って」担い手不足の建設業界が中学校で特別授業
技術者の高齢化で担い手不足が心配される建設現場。中学生たちに建設の仕事に興味を持ってもらおうと金沢市内の中学校で特別授業が行われました。
金沢建設業協会が行った特別授業。モノづくりの楽しさを通して金沢の建築文化に親しんでもらおうと建設業協会の会員たちが講師となって行われました。
5日の授業では、長町中学校の1年生に建設の仕事の内容や金沢の代表的な建物が紹介されました。
また、能登半島地震では、壊れた道路の復旧や仮設住宅の建設など建設業が人の命や生活を守る大切な仕事であることが説明されました。
そのほか、オンラインを使って現在建設が進んでいるいしかわ特別支援学校の建設現場と中継をつなぎ、作業員が工事の様子を解説しました。
「これ(木の板)をこういった場所(壁の下部分)に?」
「そうですね。廊下の下の部分に張って、ぶつかっても壁が傷つかないようにします」
生徒たちは、普段見ることができない工事現場の様子を興味深く見入っていました。