能登は桜のつぼみが膨らみ始める中…被災地の小中学校で入学式
珠洲市など能登の4つの市町ではきょう、公立小中学校の入学式が行われ新1年生が元気よく初登校を迎えました。
桜のつぼみが膨らんできた珠洲市の正院小学校では。
上級生たちに見守られながら少し緊張した面持ちで入場するのは、2人の新1年生です。
全校児童の半数ほどが市外への避難を余儀なくされているなか、学校に迎えた、新しい仲間。
教室で、2人が真新しいランドセル姿を見せてくれました。
新1年生:
「国語頑張りたい」
「体育やってみたい」
学校生活への期待に胸を膨らませていました。
一方、珠洲市の中学校でも。
きょう行われた緑丘中学校の入学式には新1年生28人が出席しました。
こちらの中学校では現在、体育館が避難所となっているため、入学の日を迎えるにあたって市のホールが用意されました。
新入生:
「(中学校で)頑張りたいことは」
「友達をつくることがまず一番」
「地震が起きる前と随分変わって、トイレもお風呂も大変だけど地震が起きる前と同じように仲のいい学級にできたら嬉しいです」
「小学校の時は部活を相撲をやっていたんですけど次、新しい部活の陸上をやってみようかなと思っていて、それがとても楽しみです」
「体を思いっきり動かせる競技をやってみたいなと思っていたので陸上にしました。」
児童、生徒たちにとっては希望に満ちた春の訪れです。