金沢城二の丸御殿を復元整備へ 来年3月に工事着手 140年前焼失の城最大の建築物
約140年前に焼失した金沢城最大の建物二の丸御殿。この御殿を巡ってはこれまで、発掘調査や建築設計など復元整備に向けた準備が進められてきました。
そうした中、10日の石川県議会の一般質問で馳知事は…
石川県・馳 浩 知事:
「素屋根工事の請け負い契約締結をお諮りして、3月9日日曜日に起工式を執り行いたいと考えています」
来年の3月に起工式を行い、御殿本体の復元に向けた工事に着手することを明らかにしました。
2026年3月末までに建物を覆う素屋根を完成させ、その後、御殿本体の柱や屋根内装の仕上げなど順を追って工事を進めていくということです。
また、元日の地震により28か所で崩落するなど、復旧に少なくとも15年近くかかるとされる金沢城公園の石垣について馳知事は、現在、崩落した石垣を集積して調査を進めていると説明しました。
今後は現地の調査状況などを間近に見られる見学路を設けるなどして、にぎわいの創出に繋げたいとしています。