車がない人や高齢者向け「巡回無料バス」運行始まる 輪島
能登半島地震は発生から36日目です。甚大な被害を受けた石川県輪島市では、5日から市内を巡回する無料バスの運行が始まりました。岩本泰平記者が中継でお伝えします。
NNN取材団 岩本泰平記者
「市立輪島病院からお伝えします。こちらの病院では1月22日から、外来診療の一部が再開しています。ただ、震災から1か月経った今でも、扉が傾いていて、倒れないようにするためにテープなどで固定し、急場しのぎで診療を再開している状況です。病院の出入り口のすぐそばにバス停があります。こちらの病院と避難所を結ぶ無料バスの運行が、5日朝から始まりました」
NNN取材団 岩本泰平記者
「市立輪島病院からお伝えします。こちらの病院では1月22日から、外来診療の一部が再開しています。ただ、震災から1か月経った今でも、扉が傾いていて、倒れないようにするためにテープなどで固定し、急場しのぎで診療を再開している状況です。病院の出入り口のすぐそばにバス停があります。こちらの病院と避難所を結ぶ無料バスの運行が、5日朝から始まりました」
無料の巡回バスは、河井方面や鵠巣方面など5つのルートを運行し、いずれも市立輪島病院を発着します。車のない人や高齢者のために始まったもので、通院のほか、買い物をするための交通手段としても利用できるということです。
市立輪島病院では発災後、休止していた外来診療の一部を1月22日から再開していましたが、この巡回バスの運行開始と合わせて、5日からは午後の外来診療についても、一部の科で再開するということです。
夫が通院中の人
「壊れてしまった車で(通院している)。ボンネットの上に大屋根が乗っちゃって、片方バックミラーがなくて、フロントガラスはめちゃくちゃだけどなんとか動くので」「助かります。すごく助かります」
先ほど話を聞いた人の中には、地震で車を失った方もいました。通院など、復旧に向けて安心の1つ走り出しました。