「実の娘のように愛おしく感じ…」 金沢市の男性が5400万円だまし取られる SNS型詐欺急増で被害額は去年の3倍
金沢市内に住む80代の男性がSNSで知り合った人物に5400万円をだまし取られていたことが分かりました。SNS型詐欺としてはことしに入って最も大きな被害額となっています。
被害にあったのは金沢市の80代の男性です。警察によりますと今年7月、SNSを通じて知り合った海外に住んでいる女性を名乗る人物から金への投資を勧められ、400万円を指定された口座に振り込みました。
その後、相手から勧められた「投資状況が把握できるアプリ」で利益が出ていたことに加え、これまでのやり取りで親近感を持ち「実の娘のように愛おしく感じていた」という男性は、追加で5000万円を振り込み、合わせて5400万円をだまし取られたということです。
県内でのSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は今年に入って総額で6億円を超えていて、すでに去年1年間の被害額の3倍以上となっています。