市川栞アナウンサー：
「木曜日は報道部の気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます」
「小野さん、きのうは春分でしたが、甲子園球場で雪が舞うくらい寒い日が続いていますね」

報道部 小野和久 気象予報士：
「あすの県内も気温は ひと桁ですが、天気は回復します」

「あすは晴れます。土曜日は雨、その後、雨やくもりの日が多いでしょう。梅雨のような前線が停滞します」

市川：
「来週晴れマークがあるのは水曜日だけですね」

小野：
「いまの時期の最高気温は13度、最低気温は4度くらいですので、土曜日からはほぼ平年並みの気温の日が多いでしょう」

市川：
「3月も下旬に入りました。この先の天気はどうなるんでしょうか」

小野：
「気象台から発表された3か月予報を見ていきましょう。気温は4月から6月まで、すべて平年より「高い」予報です。雨の量は、ほぼ平年並みです」

市川：
「3か月とも「高い」ですか…。この表の次は7月、夏です。気が早いですが、ことしは、早めに熱中症対策が必要のようですね」

小野：
「その通りです。気象台の方も、急に暑くなる可能性があるので気を付けてほしい…と話していました」
「さて、そろそろサクラの話題が出てくる頃になりました」

市川：
「開花が待ち遠しいな…。ことしは、ウメも各地できれいに咲きましたしね」

小野：
「そこで、春を告げるウメとサクラ、どのくらい咲く時期に差があるのか…去年のデータで調べてみました」

「金沢では、去年、ウメの標本木の開花の発表がありませんでしたので、ことしの日付けを使いました」
「上の日付けがウメ、下がサクラの開花の発表があった日です」

市川：
「金沢では、去年、サクラの開花が観測開始以来、最も早い3月23日でしたね」
「ウメと比べると25日の差、1か月弱の間隔です。ちょうどいい季節感ですね」

小野：
「ほかの都市も見ていきましょう。たとえば、東京のウメは、去年、1月21日に咲いてサクラは3月14日、52日の差がありました」
「そして、福岡では42日、大阪は、金沢と同じ25日の差です」

市川：
「秋田では一気に差が縮まり12日。札幌ではなんと去年は同じ日に開花したんですね」

小野：
「サクラ前線は、ウメ前線よりかなりスピードが早い…というわけです」

「気象会社3社からきょう発表されたことしの金沢のサクラの開花予想日です」
「ウェザーマップが28日、ウェザーニューズと日本気象協会が31日です」

市川：
「どの予想も今月中ですね。ことしは、入学式・入園式でのサクラが見られるかもしれませんね」

小野：
「最後に、気象台の週間予報でこの先の天気をもう一度、確認しましょう」

「あすは晴れますが、土曜日からは雨やくもりの日が続きます」
「来週の水曜日は晴れるでしょう」
「土曜日からは、ほぼ平年並みの気温の日が多いでしょう」

市川：
「あさってから雨やくもりです。あすの晴れを有効に使いたいですね」