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警視庁の代表番号を偽装表示する詐欺 20代女性が50万円の被害 県内初 県警が注意呼びかける

2025年3月18日 18:17
警視庁の代表番号を偽装表示する詐欺 20代女性が50万円の被害 県内初 県警が注意呼びかける
 県内の20代の女性が警視庁の代表番号を偽装したうそ電話詐欺の被害にあっていたことが分かりました。実在する警察署などの番号を偽装した詐欺被害は県内では初めてで、県警が注意を呼びかけています。

 県警によりますと、3月14日県内の20代の女性に警視庁の代表番号から着信がありました。女性が電話に出ると、警視庁捜査二課のイトウマサヤを名乗る男から「特殊詐欺の容疑者にあげられている」などと言われたといいます。

 女性は詐欺を疑い、電話番号をインターネットで検索したところ「東京都公安委員会」と表示されたため、警察からの電話だと信用。その後、兵庫県警の捜査二課の刑事を名乗る男が電話に代わり、口座の金が詐欺に使われたものかどうか確認したいなどと言われました。結局、女性は指定された口座におよそ50万円を送金し、だまし取られました。

 実在する警察署などの番号を偽装表示させる手口は全国でも確認されていますが、県内では初めてです。

 県警は今後、同様の手口による詐欺の増加が予想されるとして、警察官を名乗る者から電話があった場合は、所属や担当部署、氏名、内線番号を確認し、一度電話を切り最寄りの警察署に連絡するよう、呼びかけています。
最終更新日:2025年3月18日 18:17
鹿児島読売テレビのニュース