こちらは、県内の小学生が育てた桜島大根です。立派ですよね。子どもたちが丹精込めて育てた桜島大根の競りが行われました。果たして最高値は？

　鹿児島市の青果市場にずらりと並んでいるのは鹿児島市の5つの小学校の子どもたちが育てた桜島大根です。その数、約220本！

　一つ一つ手書きのメッセージが添えられています。

　子どもたちは約5ヶ月にわたって桜島大根を育ててきました。その大根が競りにかけられる様子を見学。競り人の威勢の良い掛け声に圧倒されていました。

　また会場には桜島の桜峰小学校と互いに桜島大根を育てながら絆を深めている東京・渋谷の神南小学校の子どもたちの姿もありました。

（桜峰小・児童）
「桜島大根を買ってもらって嬉しい」

（渋谷区神南小・児童）
「やっぱり本場の大根は違うなと思った。大きさとかいろいろ」

　さて、今年の最高額は…？

（鹿児島青果・篠原重浩執行役員部長）
「きょうは3000円、僕たちも本当にびっくりするような値段が出ている。こうやってお金になったときの子どもたちの笑顔ってすごいなと思って、よかったと思う」

　せりのあとは、それぞれの学校が、収穫までの記録などを発表。模擬の競りにも挑戦しました。値段を指のサインで示し、バナナを競り落とします。値段はどんどん跳ね上がり、なんと10万円になったところも。

（渋谷区神南小・児童）
「お金を調子にのって出しすぎると、赤字になるっていうことが分かった」

（桜峰小・児童）
「1500円出したが2000円でとられた。せりも体験できたからとても嬉しかった」

　また、子どもたちが育てた桜島大根を使った豚汁が振る舞われ、おにぎりと一緒に味わっていました。24日、セリにかけられた桜島大根は県内のスーパーなどで販売されます。