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霧島小学校で新燃岳噴火を想定した防災訓練 マグマ噴火から14年 経験語り継ぎ防災意識高める

2025年1月24日 19:22
霧島小学校で新燃岳噴火を想定した防災訓練 マグマ噴火から14年 経験語り継ぎ防災意識高める
 霧島山新燃岳噴火活動が本格化してから26日で14年です。新燃岳から約7キロのところにある霧島小学校で大規模な噴火に備えた防災訓練が行われました。

 新燃岳は2011年1月26日に噴火活動が本格化し、翌27日に52年ぶりとなる爆発的噴火を起こしました。2024年12月には、2年4か月ぶりに噴火警戒レベルが火口周辺規制の2に引き上げられ現在も気象庁が警戒を呼びかけています。

(校内放送)
霧島市から避難指示が出ました。児童の皆さんは慌てずに避難準備を行ってください」

 新燃岳から約7キロのところある霧島小学校で防災訓練が行われました。

 新燃岳が噴火し半径5キロ以内に避難指示が出されたという想定で、全校児童約50人が保護者への引き渡し場所である体育館へ移動しました。

 体育館では、噴火当時近くの小学校に勤務していた教員が当時の状況について、自身の経験を伝えました。

(霧島小学校・河野志保先生)
「いきなりドーンと大きな音がして何か爆発したのかなと何が起きたのか分からなかった」

(児童)
「本番になると訓練のように動けないかもと思って少し怖かった」

(児童)
「落ち着いて行動することが大切だと思うので一番は落ち着いて行動したい」

 噴火した当時はまだ生まれていなかった子どもたち。防災の意識を高める機会になりました。
最終更新日:2025年1月24日 19:30
鹿児島読売テレビのニュース