「殺意が認められる」鹿屋市の強盗殺人裁判の控訴審 福岡高裁宮崎支部が男(32)の控訴を棄却
2020年、鹿屋市で女性(当時35)を殺害し車を奪ったなどとして、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われた男の控訴審です。23日の判決公判で福岡高裁宮崎支部は無期懲役を言い渡した一審判決を支持し、控訴を棄却しました。
判決を受けたのは本籍が肝付町の無職、田畑悠也被告(32)です。
田畑被告は2020年9月、鹿屋市内の駐車場に停めた車の中で、SNSで知り合った女性(当時35歳)の首をシートベルトで絞めて殺害。女性の車を奪ったうえ、遺体を遺棄したなどとして、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われていました。
2024年2月の一審判決で鹿児島地裁は「危険な行為と分かって数分間シートベルトで絞めた行為は殺意があった」などとして無期懲役を言い渡しました。田畑被告は判決を不服として控訴。
控訴審でも一審と同じく、殺意の有無や、遺体を遺棄したときに女性が死亡していることを認識していたかどうかなどが争点となりました。
23日に開かれた判決公判で福岡高裁宮崎支部の平島正道裁判長は、「司法解剖をした医師や車の目撃者の話から一審判決が認定する通りシートベルトで首を絞めて窒息させたと認めるほかない。人が死亡する危険のある行為を4、5分間も意図せずに行ったとは考えられないから殺意が認められる」などとして一審判決を支持し、控訴を棄却しました。
弁護人によりますと田畑被告は最高裁判所に上告する方針だということです。
判決を受けたのは本籍が肝付町の無職、田畑悠也被告(32)です。
田畑被告は2020年9月、鹿屋市内の駐車場に停めた車の中で、SNSで知り合った女性(当時35歳)の首をシートベルトで絞めて殺害。女性の車を奪ったうえ、遺体を遺棄したなどとして、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われていました。
2024年2月の一審判決で鹿児島地裁は「危険な行為と分かって数分間シートベルトで絞めた行為は殺意があった」などとして無期懲役を言い渡しました。田畑被告は判決を不服として控訴。
控訴審でも一審と同じく、殺意の有無や、遺体を遺棄したときに女性が死亡していることを認識していたかどうかなどが争点となりました。
23日に開かれた判決公判で福岡高裁宮崎支部の平島正道裁判長は、「司法解剖をした医師や車の目撃者の話から一審判決が認定する通りシートベルトで首を絞めて窒息させたと認めるほかない。人が死亡する危険のある行為を4、5分間も意図せずに行ったとは考えられないから殺意が認められる」などとして一審判決を支持し、控訴を棄却しました。
弁護人によりますと田畑被告は最高裁判所に上告する方針だということです。
最終更新日:2025年1月23日 19:56