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女児(当時4) 死亡裁判 被告人質問で男「普段と違う様子なかった」 検察側は高熱で長時間風呂と主張

2024年10月4日 18:55
女児(当時4) 死亡裁判 被告人質問で男「普段と違う様子なかった」 検察側は高熱で長時間風呂と主張
 2019年、出水市で交際中の女性の娘(当時4)を、浴槽に放置し死亡させたとして、重過失致死などの罪に問われている男の裁判です。
 検察側は高熱で体調不良だった女の子を1時間以上に渡り風呂に入れたとしていますが、男は「普段と違う様子はなかった」などと述べました。

 暴行と重過失致死の罪に問われているのは出水市明神町の建設業、日渡駿被告(26)です。

 起訴状などによりますと、日渡被告は2019年、出水市の自宅で同居する交際相手の娘、大塚璃愛來ちゃん(当時4)の頭を、拳で1回殴る暴行を加えたとされています。また、その翌日には、高熱で体調不良の璃愛來ちゃんを約1時間以上にわたり風呂に入れ、注意義務を怠った結果、璃愛來ちゃんを水死させたとされています。

 日渡被告は初公判で「日頃から1人で浴槽に入っていたので溺れると思っていなかった」と起訴内容を否認しています。

 また、これまでの裁判で、司法解剖を担当した医師は、「当日には高熱で受診し、ふらつきやだるさなどがあり、体調が悪かったことを被告も認識していた」などと指摘しています。

 4日の被告人質問で日渡被告は当時の璃愛來ちゃんの様子について「ぐったりしていたり、歩くのが困難だったわけではなかった。普段と違う様子はなかった」などと述べました。

 日渡被告の弁護人によりますと、裁判は遅くとも2025年1月下旬には結審する見通しだということです。
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