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入浴中にケガさせられ 保護者が会見 申立受け学校側はいじめ「重大事態」認定 第三者委員会設置へ

2024年10月21日 19:25
入浴中にケガさせられ 保護者が会見 申立受け学校側はいじめ「重大事態」認定 第三者委員会設置へ
 2024年6月県内の私立中学校の寮で入浴していた1年生の男子生徒が同級生に両足首を引っ張られ転倒し、右手に麻痺が残るなどのケガをしました。
被害を受けた生徒の保護者が会見を開き、学校の対応を批判しました。学校側は今後、第三者委員会を立ち上げる予定です。

 県内の私立中学校によりますと2024年6月下旬、1年生の男子生徒が寮の風呂場で湯船につかっていたろころ、同じクラスの男子生徒から両足首を引っ張られ後ろ向きに転倒。浴槽の床で後頭部や首を打ちました。

 さらに、7月上旬には、別の男子生徒から拳で肩をたたかれる行為もあったということです。被害を受けた生徒は、右手の痛みや麻痺があったことから病院を受診し、全治1か月と診断されました。しかし、今も痛みや麻痺が続いているということです。

 学校は加害生徒2人に危険な行為として指導などを行いましたが、被害を受けた生徒の保護者に対しいじめ暴力ではないと説明したということです。

 被害を受けた生徒の保護者は、21日、会見を開き学校側の対応を批判しました。

(被害生徒の保護者)
「少なくとも暴力を暴力ではないっていうのはおかしい。適切に対応してほしいっていうのが息子の思いでもありますし、私の思いもあります」

 また、指導だけとなった加害生徒への処分も軽いと指摘しました。

 保護者は学校側に対し、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」だとして申立書を提出。学校側も重大事態と認定し今後、第三者委員会を立ち上げ再調査を行う予定だということです。
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