【地域プロデュース部!?】鹿児島商業高校の第1期女子生徒たちの挑戦
「トウッ!学校外の紹介第一弾 スタート!」
(地域プロデュース部)「何時から何時まで営業していますか?」
(店長)「朝は9時半から夕方は午後6時まで
鹿児島市玉里団地にある「焼いもにぎわい商店」で撮影を行うのは、24年度から男女共学になった鹿児島商業高校に入学したばかりの女子生徒たちです。SNSを使った広報活動を行う「地域プロデュース部」に所属していて、生徒たち、自らが取材や撮影、動画編集を行います。元々は3年生の課題研究として発足していましたが、ここ3年間は部員もおらず活動を休止。再開させたのは、男女共学化になった24年の春に初めて入学した女子生徒たちでした。校内の広報活動に留まらず、地域の課題解決も目指しています。
(鹿児島商業高校地域プロデュース部・まりな部長)
「大変だけど皆と協力して動画を作ったりできるからやりがいを感じる」
(鹿児島商業高校・堀之内校長)
「様々な地域の方々と連携していただいて実践的な学びをしてもらいたい。地域の活性化に寄与出来たら」
(焼きいもにぎわい商店・迫屋 久さん)
「男子生徒かと思っていたら女子生徒だったので、第1期生の子たちが来てくれたのかなと、1番目の取材先に指定してくれて本当に感謝」
取材では、3人が入れ替わりながら一つずつ質問していきます。カメラマンも3人。スマートフォンを使い縦むき、横向き、様々な角度から撮影するように心掛けているそうです。そして、回答のメモ係もいます。
(部員)「私たちが何かお手伝いできることはありますか?」
(店長)「インスタグラムで宣伝してもらえたら」
(部員)「任せてください」
取材後、店長のご厚意で「いもスティック」の詰め放題も体験させてもらえることに。詰め放題の様子も、もちろん撮影。取材を楽しみながらも、自分たちに何ができるのか必死に考えて役割を分担して取り組んでいるそうです。
(焼きいもにぎわい商店・迫屋 久さん)
「最初はなかなか難しい部分とあると思うし、そういった部分で地域活性化の一翼を担っていただければ」
(部員)
「今日はお忙しい中、私たちのために協力してくださりありがとうございました。姿勢、礼、ありがとうございました」
店内での撮影が終わると今度は外へ。店の人気商品【いもスティック】の撮影を行います。紹介動画のコンセプトは【バスを待つ間に食べることができる】だったのですが…。おいしいサツマイモに夢中になり、撮影することを忘れていました。
(鹿児島商業高校地域プロデュース部・しのんさん)
「おすすめだよ」
慌てて撮影していましたが、いったいどんな動画になるのでしょうか。後日…
(部員)
「質問するときに携帯見ながらしていたじゃん。あれいいのかな。失礼ってわけじゃないけど、紙の方がよくない?」
良かったことも悪かったことも初めての経験に悩み、楽しみ、より良い作品に繋げていきます。
(鹿児島商業高校地域プロデュース部・ななみさん)
「お店の方とかとインタビューする機会とかあまりなかったが、地プロに入ってそういう経験ができてよかった。作れる動画を精一杯、一つ一つ大事に作って、観る人も楽しめるように、出た人も喜べるように、皆が見やすい動画を作って有名になれば」
取材から2週間後。店の紹介動画が完成し、いよいよ店長の迫屋さんにお披露目です。原稿や台本は作らず、文字やアフレコを入れるのは映像を編集したあと。動画を見る人が退屈しないように音楽に合わせることもこだわりです。
(店長)「おおーいいね」
(部員)「ありがとうございます」
(焼きいもにぎわい商店・迫屋 久さん)
「よくできているなと思った。あれだったら暑い時期でも、またお客さん来てくれるのかな。私たちの時代とは違うから、今の子たちはSNSに長けているから嬉しいです。いい動画を作ってくれて本当にありがとう」
SNSでの紹介動画は、迫屋さんにとっても初めてで、大満足の様子でした。
(鹿児島商業高校地域プロデュース部・ゆづきさん)
「私たちの動画を通して地域のいい所や。鹿児島のいいところをSNSで知ってほしい」
(鹿児島商業高校地域プロデュース部・しのんさん)
「焼き芋店の動画みたいに、もっと地域のいろんなお店を動画にして、皆に行ってもらえるような動画を作っていきたい」
【高校生の元気で地域を盛り上げる!】鹿児島商業の女子生徒第1期生として新しい伝統を作っていきます。
(KYT news.everyかごしま 2024年7月25日放送)