「アクセルとブレーキを踏み間違えた」 高齢女性運転の車が歩道に突っ込む 1人死亡 1人重体
「アクセルとブレーキを踏み間違えた」女性はそう話しています。11日夕方、鹿児島市で女性(84)の運転する車が歩道に突っ込み、通行していた人など4人をはねた事故。1人が死亡1人が重体となっています。警察は過失運転致死傷の可能性も視野に調べを進めています。
11日、スーパーの前の歩道に突っ込んだ車。激しく壊れていました。車の破片は飛び、スーパーの看板も破損。植え込みの土や草は散乱し、ガードパイプも根元から折れていました。人通りの多い場所での大きな事故。現場は一時騒然となりました。
(近隣住民)
「驚がくと悲しみでいっぱい。夕方の買い物の時間帯で私も近所なのできょう来ようかなと思ったけどやめた。だから人ごとだとは思えない」
12日朝、事故現場を訪ねると。
(記者)
「昨夜の事故の影響でスーパーの看板が壊れていたが、けさから復旧作業が進められている」
復旧作業に追われていました。
事故があったのは、鹿児島市下荒田の市電の二中通電停の近くです。周辺にはスーパーのほかホテル、病院などが建ち並びます。
11日午後6時前、女性(84)の運転する車が二中通り商店街からスーパーに向かって右折する際、スピードを落とさずに交差点に進入。横断歩道にいた2人をはねました。さらに車はガードパイプと植込みを突き破り、歩道に突っ込み、通行していた夫婦をはねました。警察によりますと、ブレーキの顕著な跡は確認されていないということです。
この事故で、運転していた女性(84)を含む計5人が病院に運ばれ、このうち歩道にいた姶良市の今西和隆さん(37)が亡くなりました。今西さんの妻は右足を骨折する重傷で入院しています。横断歩道ではねられた鹿児島市に住む医療事務の女性(48)は両足を骨折し意識不明の重体。鹿児島市の医療事務の女性(22)は左腕を打撲する軽傷です。
車を運転していたのは、鹿児島市下荒田のサービス業の女性(84)で、胸を骨折する重傷です。
(近隣住民)
「最近このような事故が多い。身近で起きてショックを隠せない」
(通行人)
「こわいですね。夕方でスーパーもあるしコンビニもいっぱいあって人通りが多いところなのでびっくりした」
女性(84)は警察の調べに対し「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているということです。警察は過失運転致死傷の可能性も視野に調べを進めています。
県内では高齢ドライバーによる事故が増回傾向です。県警によりますと、県内の交通死亡事故の件数は2023年1年間で39件。そのうち高齢のドライバーが事故に対する過失が重い第一当事者となった件数は19件で全体の半数を占めているということです。県警の交通企画課の森山英明理事官は「自身の身体機能、認知判断能力を把握したうえで、どういった対策が必要か家族などと相談して、免許返納などの適切な対応をとってほしい」と注意を呼び掛けています。
11日、スーパーの前の歩道に突っ込んだ車。激しく壊れていました。車の破片は飛び、スーパーの看板も破損。植え込みの土や草は散乱し、ガードパイプも根元から折れていました。人通りの多い場所での大きな事故。現場は一時騒然となりました。
(近隣住民)
「驚がくと悲しみでいっぱい。夕方の買い物の時間帯で私も近所なのできょう来ようかなと思ったけどやめた。だから人ごとだとは思えない」
12日朝、事故現場を訪ねると。
(記者)
「昨夜の事故の影響でスーパーの看板が壊れていたが、けさから復旧作業が進められている」
復旧作業に追われていました。
事故があったのは、鹿児島市下荒田の市電の二中通電停の近くです。周辺にはスーパーのほかホテル、病院などが建ち並びます。
11日午後6時前、女性(84)の運転する車が二中通り商店街からスーパーに向かって右折する際、スピードを落とさずに交差点に進入。横断歩道にいた2人をはねました。さらに車はガードパイプと植込みを突き破り、歩道に突っ込み、通行していた夫婦をはねました。警察によりますと、ブレーキの顕著な跡は確認されていないということです。
この事故で、運転していた女性(84)を含む計5人が病院に運ばれ、このうち歩道にいた姶良市の今西和隆さん(37)が亡くなりました。今西さんの妻は右足を骨折する重傷で入院しています。横断歩道ではねられた鹿児島市に住む医療事務の女性(48)は両足を骨折し意識不明の重体。鹿児島市の医療事務の女性(22)は左腕を打撲する軽傷です。
車を運転していたのは、鹿児島市下荒田のサービス業の女性(84)で、胸を骨折する重傷です。
(近隣住民)
「最近このような事故が多い。身近で起きてショックを隠せない」
(通行人)
「こわいですね。夕方でスーパーもあるしコンビニもいっぱいあって人通りが多いところなのでびっくりした」
女性(84)は警察の調べに対し「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているということです。警察は過失運転致死傷の可能性も視野に調べを進めています。
県内では高齢ドライバーによる事故が増回傾向です。県警によりますと、県内の交通死亡事故の件数は2023年1年間で39件。そのうち高齢のドライバーが事故に対する過失が重い第一当事者となった件数は19件で全体の半数を占めているということです。県警の交通企画課の森山英明理事官は「自身の身体機能、認知判断能力を把握したうえで、どういった対策が必要か家族などと相談して、免許返納などの適切な対応をとってほしい」と注意を呼び掛けています。
最終更新日:2024年11月12日 19:44