「団体でも個人でも金メダル狙いたい」パリ五輪へ体操男子代表内定の杉野正尭選手(鹿屋体大出身)
今月26日に開幕するパリオリンピックの話題です。体操男子日本代表に内定している鹿屋体育大学出身の杉野正尭選手が先月、公開練習を行い「団体だけでなくあん馬や鉄棒でも金メダルを狙いたい」と力強く意気込みを語ってくれました。
鹿屋体育大学体操競技部の関係者で初めてオリンピック代表に内定した体操男子の杉野正尭選手(25)。大学を卒業後は、神奈川の徳洲会体操クラブに所属しながら今年、鹿屋体大の大学院も卒業しました。
6月、同じくパリ五輪体操男子の代表に内定している岡 慎之助 選手らとともに公開練習を行いました。鎌倉市民を集めた交流会も開かれ、ファンたちにあん馬を体験してもらったり、得意の鉄棒でF難度の離れ業を披露するなど好調ぶりをアピールしました。
(鹿屋体育大学出身杉野正尭選手)
「頑張ってくださいとか応援していますという言葉が僕たち選手に一番大きな言葉かけかなと思っている。最後不安になったときにそれが自分自身を後押ししてくれるような言葉だと思う」
杉野選手はこれまであと一歩のところで代表を逃してきましたが、あん馬や鉄棒のスペシャリストとして評価され、初のオリンピック代表に内定しました。徳洲会体操クラブの米田功監督は「各国が苦戦する“あん馬”で杉野選手がキーマンとなってくれるはずだ」と話します。
(鹿屋体育大学出身杉野正尭選手
「団体金メダルはもちろんだし、個人としてあん馬・鉄棒の金メダルは絶対獲得したいという思いもある。オリンピックを通じて体操競技の素晴らしさと、僕の演技を見ていただいて、次の日頑張ろうとかそういった元気を届けられればいいなと思う」
パリオリンピック体操男子の試合は、7月27日から行われます。