【作業大詰め】女川町「出島」~「本土」結ぶ橋の建設 25日橋をかける作業始まる(宮城)
女川町の出島と本土を結ぶ橋の建設が大詰めだ。
25日朝から、いよいよ橋を架ける作業が始まった。
25日午前6時。
室井記者リポート「今、女川町本土側の工事現場に大型クレーン船が到着し、橋を接続する作業がいよいよ始まります」
本土側の橋の接続作業のため、女川町竹浦に到着した日本最大の大型クレーン船「海翔」。
2本のクレーンで吊り上げた橋桁などの重さは、それぞれ400トンにもなる。
1時間以上かけて橋の根本のアーチを下ろしていき、ミリ単位で角度を調整しながらゆっくりと固定していった。
その後、アーチに橋桁を接続。
本土側から50メートルの橋が架かった。
90人の住民が暮らす女川の離島「出島」。
出島架橋は、総工費およそ167億円をかけ、女川町の本土と「出島」の間に364メートルに及ぶ橋をかけるもの。
現在は、1日3便の船の定期便が運航しているが、橋がかかると出島から町の中心部まで15分ほどになる。
女川町では、島の活性化や災害時の避難道路として期待している。
女川町・須田善明町長「長年の悲願というか、街にとっての大きな大きな希望でもありました。安全が1番ですから無事に作業が進んでいくことを、まずは一番願っています」
橋をかける作業は、25日を含め3回に分けて行われ、来週中にも完了する見込み。