宮城・石巻市桃生地区では一足早く成人式が行われ、新成人は同級生らとの再会を喜ぶと共に社会人や学生としてこれからの飛躍を誓った。

5日午後、石巻市の桃生公民館では振袖やスーツに身を包んだ新成人51人が、同級生や恩師との再会を喜んだ。

成人式では、「東日本大震災」と「能登半島地震」の犠牲者へ黙祷が捧げられた。

桃生地区では、正月に帰省した人が参加しやすいように「成人の日」より早く毎年1月5日に成人式を行なっている。

新成人の代表は、同級生や訪れた家族を前にこれまでの感謝とこれからの飛躍を誓った。

新成人代表・三浦竜紀さん「私は、現在自衛隊に入隊し職種は偵察に所属しています。確実に任務を遂行するため、日々体力や知識能力の向上に努めています。まだまだ未熟な自分ですが、ここまで成長させてくれた家族に感謝の気持ちを忘れず、これからも自分を磨いていきたい」

新成人は、改めて社会人としての自覚と責任に身を引き締めた様子だった。

成人式に参加した人
「中学の時の話を聞いて、みんな大人になったなって。今は実家に住んでいるけど、一人暮らしして自立したい」
「私は、教員を目指しているのであと2年大学生活がある。しっかり乗り切り、就職のことを考えることと、両親とか家族に支えてもらったので恩返しできるように少しずつても親孝行したい」

宮城県内では、石巻市のほかの地区を含めてほとんどの自治体で「成人の日」より一日早い1月7日に成人式を予定している。

成人年齢は、2022年に18歳に引き下げられましたが、宮城県内の各市町村では成人式の対象を20歳となる人としている。