【半導体工場】2027年稼働予定 知事「朝は混雑することになるだろう」他県参考に交通渋滞対策進める<宮城県>
村井嘉浩宮城県知事
「あそこまで規模大きくないが宮城県も8000億円という大変大きな投資額、関連企業も同じように立地してくることを考えると同じような現象は起きるものと思う。」
24日、熊本県では台湾の大手半導体メーカーTSMCの日本初の工場が開所した。
関連企業の進出など経済効果が広がる期待の一方で、交通渋滞の発生や工業用水の確保、人手不足などの社会課題も懸念されている。
宮城県内では同じく台湾の大手半導体メーカーPSMCが2027年に大衡村で工場を稼働する計画だ。
村井知事は26日の定例会見で懸念される社会課題の対応について次のように述べた。
村井知事
「PSMCが工場を建てるとなると交通渋滞、ある程度時間は限られると思うが朝は混雑することになるだろう。道路の整備等早めに進められるよう指示をしている。今の段階では工業用水、工場から出てくる排水の問題、電気の問題はすべてクリアできるものと思っている」
村井知事は熊本県など半導体工場の進出で先行する自治体と情報交換を行うほか、必要なインフラの整備を検討するなど対応を進める考えを示した。