「電源確保が課題」人工呼吸器など必要な”医療的ケア児”の家族 災害時支援や福祉避難所の整備を要望(宮城)
人工呼吸器など日常的な医療ケアが必要な「医療的ケア児」の家族会は、宮城県に災害時の支援や福祉避難所の整備を要望した。
要望を行ったのは、「医療的ケア児」の家族会「ホップメイトみやぎ」。
「医療的ケア児」は、人工呼吸器など在宅で日常的なケアが必要な子どもたちで、全国で約2万人と推計されている。
要望では、「医療的ケア児」と家族に対する災害時の支援が十分でないとして、県に福祉避難所の整備や自宅避難を選ぶ家族への支援などを訴えている。
代表の佐藤理恵さんは、震災時に娘の医療ケアのために避難所ではなく自宅での避難生活を余儀なくされた。
ホップメイトみやぎ・佐藤理恵代表
「医療的ケアの子どもたちは、電源確保がとても重要な問題。蓄電池だったり発電機とかの助成またはレンタルを、早急に行 っていただきたい」
要望を受けた県では、市町村と連携して支援体制の充実を図る考えを示した。
最終更新日:2025年2月8日 8:00